9月14日は世界アトピー性皮膚炎の日

世界アトピー性皮膚炎の日(World Atopic Eczema Day)は、アトピー性皮膚炎に対する正しい理解を広めることを目的に、毎年9月14日に制定されています。池袋東口まめクリニックでは、即日アレルギー検査でアトピーの原因を特定し、適切な診療をサポートいたします。

かゆみが辛くて夜も眠れません。何が原因なのでしょうか?

アトピー性皮膚炎は様々な原因が関わっています。まずは即日アレルギー検査で原因を特定しましょう。当院では検査当日に結果をお伝えできます。
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な皮膚疾患です。皮膚のバリア機能が低下し、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が侵入しやすくなることで、炎症やかゆみを引き起こします。
主な症状
- 我慢できないかゆみ
- 赤くなる・赤いブツブツ
- ジクジクして液が出る
- ボロボロ皮がむける
- 硬くゴワゴワになる
主な原因
- ダニ・ハウスダスト
- 食物アレルゲン
- 汗・ストレス
- 細菌・カビ
- バリア機能の低下
日常への影響
- 睡眠障害
- 疲労感
- 学業・仕事への影響
- 心理的負担
- 生活の質の低下
重要 アトピー性皮膚炎の症状は、皮膚の表面がきれいになっても、皮膚の奥底に炎症が残っていることがあります。適切な診断と継続的な治療が重要です。
池袋東口まめクリニックのアレルギー診療
当院では、内科専門医によるアレルギー外来を開設しています。最新の検査機器による即日アレルギー検査で、アトピー性皮膚炎の原因となるアレルゲンを特定いたします。
即日アレルギー検査
検査当日に結果をお伝えします
- SilIS45アレルギー検査(45項目)
- イムノキャップラピッドアレルゲン8
- 特異的IgE抗体検査
- 好酸球数・総IgE値測定
ダニ、ハウスダスト、スギ花粉、食物系(卵白、牛乳、小麦、大豆など)、カビ類、ペット類など
専門的な診断・治療
新宿三丁目メディカルクリニックと提携
- 詳細な問診・診察
- 個別化された治療計画
- 生活指導・環境改善アドバイス
- 必要に応じて皮膚科専門医への紹介
原因除去・回避、薬物療法、スキンケア指導、生活習慣改善

検査は痛くないですか?結果はいつ分かりますか?

採血による検査ですが、短時間で終わります。当院では即日検査システムを導入しており、約30分で結果をお伝えできます。
アトピー性皮膚炎の最新治療について
近年、アトピー性皮膚炎の治療は大きく進歩しています。従来の外用薬に加えて、生物学的製剤やJAK阻害薬など、新しい治療選択肢が登場しています。
外用治療
- ステロイド外用薬
- タクロリムス軟膏(プロトピック)
- デルコシチニブ軟膏(コレクチム)
- 保湿剤・スキンケア
全身治療
- 生物学的製剤(デュピクセント、イブグリース)
- JAK阻害薬(内服薬)
- 免疫抑制剤
- 抗ヒスタミン薬
生活改善
- アレルゲンの除去・回避
- 適切なスキンケア
- ストレス管理
- 食事指導
重症のアトピー性皮膚炎でお困りの方は、最新の生物学的製剤による治療も可能です。当院では適応を慎重に判断し、専門医療機関との連携により最適な治療をご提供いたします。
池袋東口まめクリニックの特徴
即日対応
- 即日アレルギー検査
- 当日結果説明
- 即日処方箋発行
- 院内処方対応
アクセス・診療時間
- 土日祝日も診療
- 池袋駅東口徒歩1分
- 平日夜間診療対応
- オンライン予約・事前問診
専門連携
- 皮膚科専門医への紹介
- 総合的な診療サポート
- 継続的なフォローアップ
このような症状でお困りの方はご相談ください:
- 慢性的な皮膚のかゆみ・湿疹
- 夜間のかゆみで睡眠不足
- アトピー性皮膚炎の原因を知りたい
- 現在の治療で改善が見られない
- 食物アレルギーが心配
- 環境アレルゲンへの対策を知りたい

アトピーは治るのでしょうか?仕事や日常生活にも支障があって困っています。

アトピー性皮膚炎は適切な治療により症状をコントロールできる病気です。まずは原因を特定し、個々の患者様に最適な治療計画を立てましょう。諦めずに一緒に治療していきましょう。
治療のポイント アトピー性皮膚炎は「治療してもよくならない」と諦めずに、最新の治療選択肢について相談することが重要です。一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療計画をご提案いたします。
ご自宅で実践できるスキンケアの基本
アトピー性皮膚炎の管理において、スキンケアは治療の基本であり、症状をコントロールする上で非常に重要です。正しいスキンケアを日常的に行うことで、皮膚のバリア機能を高め、かゆみや炎症の悪化を防ぐことができます。
1. 清潔を保つ
皮膚の表面は常に汗や汚れ、アレルゲンなどの外的刺激にさらされています。これらの刺激が皮膚から侵入すると、かゆみや皮膚トラブルを引き起こしやすくなります。皮膚を常に清潔に保つことは、これらの刺激物を取り除き、皮膚トラブルを防ぐ上で不可欠です。
ポイント:
- 汗をかいたら早めにシャワーを浴びる
- 石けんやシャンプーはよく泡立て、手でやさしく洗う
- 洗浄成分が残らないよう、十分にすすぐ
注意点:洗い過ぎや、タオルでゴシゴシこすることは、皮膚を保護している皮脂膜まで取り除き、乾燥を招いて逆にかゆみを増すことがあるため注意が必要です。
2. うるおいを保つ
皮膚が乾燥すると、最も外側にある「角質層」の細胞間にすき間ができてしまい、外部からの刺激物質やアレルゲンが侵入しやすくなります。皮膚の乾燥を防ぎ、十分なうるおいを保つことは、皮膚のバリア機能を維持し、かゆみを防ぐために非常に重要です。
ポイント:
- 体を洗うときは、ナイロンタオルなどで強くこすらない
- 熱いお湯での長時間の入浴は避ける
- 入浴後はすぐに保湿剤を塗る
重要:保湿剤は、症状がない部位も含め、全身にたっぷりと塗ることが大切です。これにより、皮膚全体のバリア機能が向上します。
3. 紫外線から守る
紫外線はシミやシワの原因となるだけでなく、皮膚の水分を奪って乾燥を促進させ、バリア機能を低下させることで、かゆみを引き起こす一因にもなります。特にアトピー性皮膚炎の肌は敏感なため、過度な日焼けは避けるべきです。
ポイント:
- 紫外線が強い時間帯の外出をなるべく避ける
- 日傘や帽子、長袖の衣服で直射日光を遮る
- 自分の肌に合った低刺激の日焼け止めを利用する
アドバイス:日焼け止めは、汗をかいたらこまめに塗り直しましょう。帰宅後は、肌に残らないようにしっかりと洗い流すことが重要です。

スキンケアを頑張っているのに、なかなか良くなりません…。

正しいスキンケアはとても大切ですが、症状によっては薬物療法との組み合わせが必要です。当院では、患者様一人ひとりの肌の状態に合わせたスキンケア指導と治療計画をご提案しますので、ぜひご相談ください。
アレルギーの主な原因と誤食対策
アレルギー症状をコントロールするためには、まず何が原因(アレルゲン)となっているかを正確に特定することが第一歩です。アレルゲンは年齢や生活環境によっても異なります。当院の即日アレルギー検査では、原因アレルゲンの迅速な特定をサポートします。
年齢でみるアレルギー原因ランキング
食物アレルギーの原因は、年齢によって大きく変化する傾向があります。特に乳幼児期に発症したアレルギーは、成長とともに食べられるようになる(耐性獲得)ことも少なくありません。
順位 | 原因アレルゲン | 主な特徴 |
【乳幼児期】の食物アレルギー原因 | ||
第1位 | 鶏卵 | 乳幼児期で最も多い原因。加熱によりアレルギー性が低下しやすい。 |
第2位 | 牛乳 | 鶏卵に次いで多い。年齢とともに耐性を獲得することが多い。 |
第3位 | 小麦 | パンや麺類など多様な食品に含まれるため注意が必要。 |
【学童期以降・成人】の食物アレルギー原因 | ||
第1位 | 甲殻類 | エビ、カニなど。成人発症が多く、重篤な症状を引き起こすことも。 |
第2位 | 小麦 | 運動誘発性アレルギーの原因としても重要。 |
第3位 | 果物・野菜 | 花粉症と関連して発症する口腔アレルギー症候群(OAS)が多い。 |
主なアレルゲンの種類
特定の食べ物に含まれるタンパク質が原因でアレルギー反応を引き起こします。例:卵、牛乳、小麦、そば、落花生、えび、かになど。
呼吸によって体内に吸い込まれるアレルゲンです。アトピー性皮膚炎の増悪因子にもなります。例:ダニ、ハウスダスト、花粉、カビ、ペットのフケなど。
アナフィラキシーについて
要注意 アレルゲンによって引き起こされる、全身に及ぶ急激で重篤なアレルギー反応をアナフィラキシーと呼びます。皮膚症状(じんましん、赤み)、呼吸器症状(咳、呼吸困難)、消化器症状(嘔吐、腹痛)などが同時に複数出現し、血圧低下や意識障害を伴うこともあります。命に関わる危険な状態であり、迅速な対応が求められます。
なぜ誤食は起こるのか?原因と対策
食物アレルギーを持つ方にとって、原因アレルゲンの誤食はアナフィラキシーなどの重篤な症状につながる危険性があります。誤食が起こる主な原因と状況を理解し、事前に対策を講じることが極めて重要です。
主な原因 | 具体的な状況例 | 有効な対策 |
表示の確認不足 | 原材料表示を見なかった、思い込みで判断した、「特定原材料7品目」以外の表示義務がないアレルゲンを見落とした。 | 購入時は必ず原材料表示を確認する習慣をつける。 |
外食・中食 | メニューに表示がない、店員への情報伝達が不十分だった、調理器具や油を介したコンタミネーション(意図しない混入)。 | 事前に店へアレルギーの有無を伝え、詳細を確認する。 |
家庭内での混入 | アレルゲンを含む食品を調理した包丁やまな板をそのまま使用した、揚げ油の使い回し、大皿料理での取り箸の共用。 | 調理器具を分ける・よく洗浄する、個別に配膳する。 |
他人からの提供 | 友人や親戚から善意で提供されたお菓子や料理に、アレルゲンが含まれていることを知らずに食べてしまった。 | 本人・家族がアレルギーについて周囲に伝え、理解を得る。 |

外食するのが怖いです。成分表示を見ても、専門用語が多くてよく分かりません…。

ご不安ですよね。食品表示にはルールがあり、ポイントを押さえれば理解しやすくなります。また、外食時にはお店に正確に情報を伝えるための伝え方のコツもあります。日常生活での具体的な対策について、診察時に一緒に考えていきましょう。
データで解明する食物アレルギーの“今”
「アレルギーといえば卵や牛乳」——その常識は、今、大きく変わりつつあります。最新の全国調査(対象6,033例)から、日本の食物アレルギーの勢力図が劇的に変化していることが明らかになりました。特に、これまで上位ではなかった「木の実類」によるアレルギーが急増し、私たちの生活に新たな注意を促しています。この記事では、信頼性の高いデータを基に、アレルギーの“今”を徹底的に解説します。

子どものアレルギーが心配で…。昔と今で、原因ってそんなに違うんですか?

はい、大きく違います。特に幼児期から学童期にかけて、クルミを筆頭とする木の実類のアレルギーが驚くほど増えているのです。まずは、全体のランキングから見ていきましょう。
最新版・食物アレルギー原因ランキング
かつて不動のトップ3であった「鶏卵・牛乳・小麦」の牙城が、ついに崩れました。最新の調査では、「木の実類」が牛乳を上回り、全体の第2位に浮上しています。その中でも特に「クルミ」は、単独で牛乳を超える症例数が報告されており、もはや主要なアレルゲンの一つです 。
順位 | 原因食物 | 全体に占める割合 |
第1位 | 鶏卵 | 26.7% |
第2位 | クルミ | 15.2% (急増中) |
第3位 | 牛乳 | 13.4% |
第4位 | 小麦 | (詳細データ省略) |
第5位 | 落花生 | (上位5品目で70.3%を占める) |
6位以下: イクラ、カシューナッツ、エビ、キウイ、大豆と続く |
年齢の物語:アレルギーは成長と共に姿を変える
アレルギーの原因は、人生のステージごとに主役が入れ替わる物語のようです。乳児期にはおなじみの顔ぶれが並びますが、幼児期からは新たな“スター”が登場し、学童期、成人期へと引き継がれていきます。
0歳:伝統の3強
- 鶏卵 (60.6%)
- 牛乳 (21.4%)
- 小麦 (13.6%)
この3品目だけで、0歳児のアレルギーの実に95.6%を占めます 。
1~2歳:新星の台頭
- 鶏卵 (33.7%)
- クルミ (14.6%)
- 牛乳 (12.9%)
1歳を過ぎると、早くもクルミが牛乳を抜き去り、第2位に躍り出ます。
3~6歳:王座交代
- クルミ (28.3%)
- 落花生 (12.0%)
- イクラ (9.4%)
幼児期には、クルミが鶏卵を抑えてトップに。木の実類と魚卵が上位を占めます。
7~17歳:勢力図の固定化
- クルミ (17.2%)
- 牛乳 (13.8%)
- 鶏卵 (10.7%)
学童・思春期もクルミが首位を維持。牛乳、鶏卵も依然として注意が必要です。
18歳以上:大人のアレルギー
- 小麦 (21.1%)
- エビ (16.7%)
- 大豆 (8.2%)
成人では、小麦や甲殻類が主な原因に。運動誘発性など特殊なタイプも増えます。
発症の瞬間:「初発」と「誤食」のリアル
アレルギー症状が起こる背景には、大きく分けて「初めて口にする(初発)」と「うっかり食べてしまう(誤食)」の2つのシナリオがあります。データは、それぞれのシナリオで注意すべき食品が異なることを示しています。
初めての出会い(初発例)
人生で初めて食べた食品でアレルギーが判明するケースです。0歳では9割以上がこの「初発」ですが、年齢が上がるほど減っていきます 。注目すべきは、1歳以降の「初発」の原因として、クルミが圧倒的な存在感を示すことです 。
年齢別・初発原因トップ3
0歳: 鶏卵 (61.8%), 牛乳 (20.9%), 小麦 (13.1%)
1-2歳: 鶏卵 (28.7%), クルミ (19.6%), イクラ (13.0%)
3-6歳: クルミ (34.5%), イクラ (14.1%), 落花生 (11.6%)
7-17歳: クルミ (18.7%), エビ (12.4%), イクラ (7.9%)
うっかりミス(誤食例)
アレルギーがあると分かっていながら、誤って摂取してしまうケースです。驚くべきことに、誤食の93.6%は「食品表示のミス以外」で起きています [cite: 1]。つまり、家庭での調理や外食時のコミュニケーション不足など、日常に潜むリスクが原因なのです。
年齢別・誤食原因トップ3
1-2歳: 鶏卵 (43.7%), 牛乳 (29.8%), 小麦 (12.8%)
3-6歳: 牛乳 (22.2%), 鶏卵 (20.2%), クルミ (17.6%)
7-17歳: 牛乳 (21.8%), クルミ (16.1%), 鶏卵 (15.7%)
18歳以上: 小麦 (23.4%), エビ (16.9%), 落花生・大豆 (各7.1%)

うちの子、3歳で初めてクルミパンをあげたら、口の周りが真っ赤になって…。データ通りで驚きました。

まさに、3~6歳はクルミの初発が34.5%と最も多い年齢層です [cite:
1]。幸い軽症だったようですが、木の実類は重い症状を引き起こすこともあります。原因を正確に特定し、正しい知識で管理していくことが非常に重要です。
見逃さないで!アレルギーの危険なサイン
食物アレルギーが引き起こす症状は、皮膚のかゆみだけではありません。時に、命を脅かす危険なサイン(アナフィラキシー)が現れることがあります。複数の症状が同時に、かつ急激に現れた場合は、迷わず救急対応が必要です。
調査で報告された症状の頻度 :
- 皮膚症状 (81.2%): じんましん、赤み、かゆみ、むくみ
- 呼吸器症状 (39.7%): 咳、ゼーゼーする、息が苦しい、くしゃみ
- 消化器症状 (37.3%): 腹痛、吐き気・嘔吐、下痢
- 粘膜症状 (32.5%): 目のかゆみ・充血、唇の腫れ、口内の違和感
- ショック症状 (9.7%): ぐったりする、意識が朦朧とする、血圧低下
重要 特に、呼吸器症状やショック症状はアナフィラキシーのサインであり、一刻を争います。当院では、万が一の際に命を守る自己注射薬「エピペン®」の処方も行っております。アレルギー専門医による適切な診断と指導のもと、安心して日常生活を送れるようサポートいたします。