機能性ディスペプシアでお困りの方へ
検査で異常がないのに胃もたれ・胃痛・早期飽満感などの症状が続いていませんか？機能性ディスペプシアは「気のせい」ではありません。池袋東口まめクリニックでは、患者様の症状に真摯に向き合い、根本的な改善を目指します。
胃カメラでも異常なしって言われたんですが、胃もたれが全然治らないんです。これって気のせいなんでしょうか？
検査で異常がなくても症状があるのは「機能性ディスペプシア」という病気の可能性があります。決して気のせいではありません。詳しい問診でストレスや生活習慣を含めた原因を探り、適切な治療をご提案いたします。
機能性ディスペプシアとは
機能性ディスペプシアは、検査で明らかな病変や異常が見られないにもかかわらず、慢性的な胃もたれや胃痛などの上腹部症状が現れる病気です。以前は「胃下垂」や「神経性胃炎」などと呼ばれていました。
慢性的である
症状が長期間続くことが特徴で、一時的な胃の不調とは異なります。
胃・十二指腸症状
みぞおちの痛み・胃もたれなど上腹部に症状が現れます。
検査で異常なし
胃カメラやCTで異常が見つからないのに症状があります。
暴飲暴食などの明確な原因がなくても症状が持続するため、患者様の生活の質（QOL）に大きな影響を与えることがあります。適切な診断と治療により改善が期待できます。
2つの症状タイプ
食後愁訴症候群
食事に関連した症状 食後の胃もたれ・早期飽満感（少し食べるだけで満腹になる）
- 食後の重苦しい感じ
- 食べるとすぐお腹がいっぱいになる
- 食事量が減ってしまう
心窩部痛症候群
痛み・灼熱感 みぞおちの痛み・灼熱感
- 胃のあたりの鈍い痛み
- 胃が焼けるような感じ
- 食事に関係なく症状が出る
※症状は重複することも多く、両方のタイプの症状を併せ持つ患者様もいらっしゃいます。
機能性ディスペプシアの主な原因
胃の機能異常
- 胃・十二指腸の運動異常
- 知覚過敏
- 胃酸の過剰分泌
- 酸感受性の亢進
精神的要因
- ストレス・不安
- 自律神経の乱れ
- 心理社会的要因
- 睡眠不足・過労
その他の要因
- ピロリ菌感染
- 遺伝・体質
- 食生活の乱れ
- 薬剤の影響
特にストレスは大きな要因となります。ストレスが自律神経のバランスを崩し、胃の働きをコントロールする機能が低下することで症状が現れます。
診断と検査について
池袋東口まめクリニックでは、症状の詳細な聴取から始まり、必要に応じて検査を実施いたします。新宿三丁目メディカルクリニックと提携し、胃カメラ検査による詳細な評価も可能です。
当院での基本検査
- 詳細な問診（症状・発症時期・頻度・食生活・ストレス状況）
- 身体診察（腹部診察）
- 血液検査（炎症反応・肝機能・腎機能など）
- ピロリ菌検査（便中抗原・尿素呼気試験）
- 腹部超音波検査（必要に応じて）
専門検査（提携医療機関）
新宿三丁目メディカルクリニック提携による精密検査
- 上部消化管内視鏡検査（胃カメラ）
- 腹部CT検査
- 胃排出機能検査（特殊検査）
- ドリンクテスト（特殊検査）
診断の特徴 機能性ディスペプシアは「除外診断」が基本となります。他の疾患（胃潰瘍・胃がんなど）がないことを確認してから診断されます。
治療について
薬物療法
酸分泌抑制薬
- プロトンポンプ阻害薬（PPI）
- ヒスタミンH2受容体拮抗薬
- 胃酸による痛みや胸焼けを軽減
消化管運動改善薬
- ドパミンD2受容体拮抗薬
- コリンエステラーゼ阻害薬
- 胃もたれや早期飽満感を改善
精神科系薬剤
- 抗不安薬・抗うつ薬
- 心理的要因が強い場合
- ストレス性の症状改善
その他の治療選択肢
- 漢方薬：六君子湯などが一部の患者様に有効
- ピロリ菌除菌療法：感染が確認された場合
- ステップダウン治療：複数薬剤の併用から徐々に減薬
食事・生活指導
避けるべき食べ物
- 脂肪分の多い食事（揚げ物・生クリーム）
- 胃酸分泌を刺激するもの（コーヒー・香辛料）
- アルコール・炭酸飲料
- 冷たい食べ物・飲み物
推奨する食生活
- よく噛んで食べる
- 少量ずつ頻回に食事
- 規則正しい食事時間
- 消化の良い食べ物を選ぶ
池袋東口まめクリニックの治療方針
患者様の症状と生活背景を詳しく聴取し、心理的要因も含めた包括的な治療をご提案いたします。「検査で異常なし」と言われた症状にも真摯に向き合います。
詳細な問診重視
- 症状の詳細な聴取
- 心理的要因の把握
- 生活環境・食生活の確認
- 隠れたストレス要因の発見
適切な検査実施
- 提携病院での胃カメラ検査
- ピロリ菌検査の実施
- 血液検査による全身評価
- 器質的疾患の除外診断
個別化治療
- 症状に応じた薬剤選択
- 生活習慣改善指導
- ストレス管理のアドバイス
- 必要時の専門医連携
薬を飲んでもなかなか良くならないんです。治らない病気なんでしょうか？
機能性ディスペプシアは効果に個人差がありますが、決して治らない病気ではありません。薬の種類を変えたり、生活習慣を見直したり、様々なアプローチで改善を目指します。一緒に根気よく治療していきましょう。
当クリニックでは、問診によってご自身では自覚していなかった心理的要因が明確になることも多くあります。一見症状とは関係ないことも詳しくお聞かせください。
原因が分からずにやみくもに市販薬を服用することはお勧めできません。効果が実感できないばかりか、薬の作用でさらに胃が荒れてしまうことにもなりかねません。
治療のポイント ストレスが主な原因の場合は、内服治療だけでなく生活環境や生活習慣を変えることが治療につながることもあります。医師と相談しながら改善策を見つけていきます。
以下の症状でお悩みの方はご相談ください
- 胃もたれが頻繁に起こる
- すぐにお腹いっぱいになり、食べられない
- みぞおちの痛みが続く
- 胃の検査で異常なしと言われたが症状が続く
- ストレスがあると胃の調子が悪くなる
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