池袋東口駅近の総合内科クリニック。当日予約OK・予約なしでも受診可能。平日夜間・土日祝日も診療。

WEB予約
お問い合わせ
アクセス
友達追加

逆流性食道炎

逆流性食道炎でお困りの方へ

胸焼け・呑酸(酸っぱいものが込み上げる)・胃もたれなどの症状でお悩みの方は、適切な診断と治療が重要です。池袋東口まめクリニックでは、逆流性食道炎の原因究明から薬物療法・生活指導まで総合的にサポートいたします。

最近、胸焼けや酸っぱいものが上がってくる感じが続いています。これって逆流性食道炎でしょうか?

先生

その症状は逆流性食道炎の可能性が高いですね。胃カメラ検査で詳しく診断し、重症度に応じた適切な治療をご提案いたします。薬物療法と生活習慣の改善で、多くの患者様が症状の改善を実感されています。

逆流性食道炎とは

胃酸を含む胃内容物が食道に逆流し、食道の粘膜にびらんや潰瘍などの炎症を認めた状態を「逆流性食道炎」と呼びます。胃食道逆流症の一つに分類される疾患です。

正常な状態

下部食道括約筋がしっかりと閉じ、胃酸の逆流を防いでいます。

逆流性食道炎

下部食道括約筋が緩み、胃酸が逆流して食道粘膜を刺激します。

命に関わる症状ではありませんが、慢性的な不快感や食欲不振で生活の質(QOL)の低下を招きます。また、誤嚥性肺炎につながるリスクもあり、軽視できない症状です。

主な症状

典型的な症状

  1. 胸焼け:胸の中央部に焼けるような不快感
  2. 呑酸:酸っぱいものが喉に込み上げる感じ
  3. 特に食後や横になったときに悪化

その他の症状

  1. 胸の痛み・圧迫感
  2. げっぷ・吐き気・胃もたれ
  3. 慢性的な咳・喘息様症状
  4. 喉頭炎(喉の痛み)
  5. 歯の酸蝕症(酸によって歯が溶ける)

症状の特徴 症状があっても内視鏡検査でびらんが見られない場合は非びらん性胃食道逆流症(NERD)と呼ばれ、食道の知覚過敏が原因で少しの胃酸でも胸やけを感じます。

逆流性食道炎の主な原因

加齢・機能低下

  • 下部食道括約筋の筋力低下
  • 胃の働きの衰え
  • 食道の蠕動運動低下

腹圧上昇

  • 肥満・便秘・妊娠
  • 姿勢の悪さ
  • 腹部の圧迫

胃酸量増加

  • 高脂肪食・カフェイン
  • アルコール・喫煙
  • ストレス

食生活による要因

  • 脂っこくて消化に悪い食事:胃酸分泌が増加
  • 食べすぎ・早食い:胃内部の圧上昇
  • 過剰な間食・乱れた食事タイミング
  • 食道裂孔ヘルニア(胃が横隔膜からはみ出る状態)

診断と検査について

池袋東口まめクリニックでは、症状の詳細な聴取から始まり、必要に応じて検査を実施いたします。新宿三丁目メディカルクリニックと提携し、胃カメラ検査による詳細な評価も可能です。

当院での基本検査

  1. 詳細な問診(症状・発症タイミング・程度の確認)
  2. 身体診察(腹部診察)
  3. 血液検査(必要に応じて)
  4. 治療的診断(PPI投与での症状改善確認)

専門検査(提携医療機関)

新宿三丁目メディカルクリニック提携による精密検査

  1. 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
  2. 重症度分類(グレードN〜D)
  3. 食道・胃・十二指腸の詳細評価

内視鏡検査による重症度分類

  1. グレードN・M:症状があるが内視鏡で異常なし〜軽微な変化
  2. グレードA・B:軽症(5mm以下〜5mm以上の非連続性びらん)
  3. グレードC・D:重症(連続性びらん〜全周性の広範囲びらん)

重要なポイント 症状と重症度は必ずしも一致しないため、軽い症状でも内視鏡検査で重症が判明することがあります。

治療について

薬物療法

プロトンポンプ阻害薬(PPI)
  • 第一選択薬
  • 胃酸分泌を強力に抑制
  • 2〜4週間で効果判定
  • 症状改善後も継続治療
P-CAB・その他の薬剤
  • PPIで改善しない場合
  • 異なる作用機序
  • 消化管運動機能改善薬
  • 制酸薬・漢方薬
治療継続の重要性
  • 自己判断での中断禁止
  • 症状改善後も服用継続
  • 徐々に減薬していく
  • 再発予防が重要

生活習慣の改善

食事療法

避けるべき食品 高脂肪食・カフェイン・アルコール・炭酸飲料・香辛料・柑橘類

  • 消化の良い食事を心がける
  • 食事量を減らし回数を増やす
  • よく噛んでゆっくり食べる
  • 食後すぐに横にならない
生活習慣改善

日常生活の工夫 適度な運動・体重管理・禁煙・ストレス管理

  • 上体を少し高くして就寝
  • 腹部を圧迫する衣服を避ける
  • 便秘の改善
  • 規則正しい生活リズム

池袋東口まめクリニックの治療方針

患者様の症状と生活背景を詳しく聴取し、薬物療法と生活習慣改善を組み合わせた包括的な治療をご提案いたします。治療を伴走し、長期的な症状コントロールを目指します。

詳細な原因究明

  • 丁寧な問診・検査
  • 食生活の詳細な聴取
  • ストレス要因の把握
  • 身体的要因の評価

適切な薬物療法

  • 2〜4週間での効果判定
  • 症状に応じた薬剤選択
  • 徐々に減薬していく方針
  • 必要時の胃カメラ検査

生活指導・継続サポート

  • 食事内容の見直し
  • 生活リズムの改善指導
  • 継続治療の重要性説明
  • 定期的な経過観察

薬を飲んで症状が良くなったら、もうやめても大丈夫でしょうか?

先生

自覚症状が改善しても、自己判断での中断は控えてください。逆流性食道炎は再発しやすい疾患です。医師と相談しながら徐々に減薬していき、長期的なコントロールを目指しましょう。

当クリニックでは、食事内容や生活リズムなど、ご自身では意識していなかった問題点を知ることで、逆流性食道炎の症状緩和を目指します。

自己判断で市販の胃薬を服用しながら様子を見ることはお勧めしていません。十分な効果のない市販薬を継続すると重症化するリスクもありますので、必ず医療機関にご相談ください。

治療のポイント 短期的に症状を改善するには薬物治療が効果的ですが、長期的なコントロールを考慮すると生活習慣の見直しは必須です。

以下の症状でお悩みの方はご相談ください

  • 胸焼けや呑酸などの症状が数日続く
  • 食後や横になったときに症状が悪化する
  • 慢性的な咳や喉の痛みがある
  • 市販薬では症状が改善しない
  • 生活の質(QOL)に影響が出ている
PAGE TOP